乳幼児医療費助成について
乳幼児医療費助成は、病気や怪我をしやすい子供を育てる際の心強いサポートです。
お住いの地域の詳細を確認して、忘れずに手続きを取っていくといいでしょう。
という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
しかし初めての妊娠や出産で、乳幼児医療費助成についてよく分からないと感じるかもしれません。
今回は、分かりにくい乳幼児医療費助成についてご紹介していきます。
ポイント
- 乳幼児医療費助成の概要
- 乳幼児医療費助成の申請方法
- 乳幼児医療費助成の注意点
- 乳幼児医療費助成の概要
乳幼児医療費助成の概要
乳幼児医療費助成とは、赤ちゃんや幼児が病院に入院したり、通院したりする際に医療費の自己負担分の一部を自治体が助成してくれる制度です。
事業は都道府県が基準を作り、その基準に従って各市区町村が判断しています。
そのため、以下の項目は市町村によって異なるものです。
- 何歳までが対象年齢なのか
- 助成の範囲
- 所得制限はあるのかないのか
- 現物給付:窓口での立て替えが必要ないと償還払い:窓口にて立て替えて後日市町村に請求
子供の誕生をきっかけにマイホーム作りや引っ越しを予定している方も多いでしょう。
引越しをする場合は、希望する引っ越し先の乳幼児医療費助成がどうなっているのかも確認しておくことをおすすめします。
例えば千代田区は18歳3月末までが対象で、自己負担はありません。
しかし同じ東京都内でも立川市は中学卒業までが対象で、小・中学生は、1回200円の自己負担が必要です。
さらに小学校就学後は、所得制限があります。
市町村による補助は変化をしているので、その年の最新情報を確認するといいでしょう。
また乳幼児医療費助成を受けるには、子供が健康保険に加入していることが前提です。
赤ちゃんがすぐに病院に受診する可能性もあるので、新しく健康保険に加入する手続きも調べておくとスムーズです。
健康保険は、勤務先や国民健康保険で手続きをします。
共働きの場合は、どちらの健康保険に加入するか決めておくといいでしょう。
ママの会社で健康保険に加入する場合は、産休や育休の前に手続き方法を調べておくとスムーズです。
乳幼児医療費助成の申請方法
乳幼児医療費助成の申請方法も、市町村によって異なるものです。
事前にお住いの自治体で確認しておくといいでしょう。
一般的には、役所や保健センターの窓口が担当になっています。
郵送でも受付している自治体もありますが、申請日によって資格取得日が変わる可能性があります。
急いでいる場合は、窓口に直接持参した方がいいでしょう。
申請書は、自治体のホームページでダウンロードできる、役所や保健センターで受け取れる場合が多いです。
(参照:保険の教科書)
書き方は、あらかじめ確認しておくとスムーズです。
自治体によっては、申請の際に印鑑や保険証が必要な場合もあります。
持ち物もあわせて確認しておくといいでしょう。
乳幼児医療費助成の注意点
いつ届くのか
乳幼児医療費助成は、一般的に申請してから14日前後で乳幼児医療医療証が到着します。
急いで必要になる場合もあるので、申請は前倒しで行いましょう。
使い方について
乳幼児医療医療証が届いたら、病院で健康保険証と一緒に提出してください。
全額負担の自治体の場合は、窓口での支払いが0円になります。
一部負担の場合は、窓口で一部負担分を支払いしてください。
後から助成金が振り込まれる場合は、窓口ではいったん全額を支払う必要があります。
乳幼児医療医療証の持参を忘れた場合も、一度立て替えて後から請求する方法をとります。
乳幼児医療医療証は、なるべく忘れないようにしましょう。
また県外や区外の病院に行く場合、一般的にいったん全額を負担し、領収書をもとに役所に申請します。
里帰り出産を予定している方は、注意が必要でしょう。
病院の領収書は紛失しないようにしてください。
乳幼児医療医療証の対象年齢の子供がいる家庭が引っ越しする場合
同じ区内や市町村内で引っ越しする場合は、住所変更の手続きが必要です。
役所や保健センターなど対応部署に以下の持ち物をもって手続きをしてください。
- 変更前の乳幼児医療医療証
- 対象となる子供の保険証
- 申請者の本人確認書類
区外や別の市町村に引っ越しする場合は、現在お住いの地域の乳幼児医療医療証を返却しないといけません。
乳幼児医療医療は、転出日まで利用できます。
役所に乳幼児医療医療証と申請者の本人確認書類を持参してください。
引っ越しした自治体で新たに乳幼児医療費助成申請をしましょう。
また引っ越し以外にも、以下の場合に手続きが必要です。
- 健康保険や保険証が変更された
- 子供や保護者の氏名が変更になった
- 保護者が変わった
不明点があれば、自治体に相談をして早めに手続きを取るといいでしょう。
- 乳幼児医療費助成は、病気や怪我をしやすい子供を育てる際の心強いサポートです。
お住いの地域の詳細を確認して、忘れずに手続きを取っていくといいでしょう。