新生児の健康保険加入について
出産後は、赤ちゃんに関する様々な書類を提出しないといけません。
数多くある手続きの中で、健康保険証についてそこまで気にしていないという方も多いかもしれません。
しかし新生児を病院に連れて行くことになれば、すぐに健康保険証が必要な場面も出てきます。
いざというときに慌てないためにも、今回は新生児の健康保険加入について詳しくみていきましょう。
この記事を確認すれば、新生児の健康保険加入について深く知るきっかけになるでしょう。
ポイント
- 新生児の健康保険加入について
- 新生児の健康保険の申請方法について
- 新生児の健康保険にまつわる注意点
新生児の健康保険加入について
いつまでに手続きすればいいのか
新生児の健康保険加入に関する手続きは、出生届と同じく生まれた日を含む14日以内に行わないといけません。
出生届を出す際に、健康保険加入に関しても意識するといいでしょう。
さらにお勤め先の健康保険組合によっては、5日以内に提出が必要といった規約がある可能性も少なくありません。
事前に確認して、早いタイミングでの申請ができるようにしておきましょう。
どこに申請するといいのか
申請先は、新生児の保護者がどのような勤務形態なのかによって異なります。
会社員や公務員の方は、勤務先に申請してください。
自営業の方は、お住いの自治体の役所に申請します。
まずは申請先を確認してください。
新生児の健康保険の申請方法について
会社員や公務員の場合
勤務先を通して健康保険または共済組合に申請する形です。
一般的に申請に必要なものは、以下のとおりです。
- 印鑑
- 母子健康手帳
- 健康保険証
- 出生届のコピーなど
勤務先によっては、他の書類が必要な場合があります。まずは確認してみてください。
自営業の場合
自営業の場合は、国民健康保険を担当する自治体の窓口に申請してください。
なお注意点としては、国民健康保険の場合は新生児も国民健康保険税を支払う必要があります。
支払いは世帯主が行います。
金額はお住いの自治体によっても異なるので、窓口に確認してください。
自営業の場合、必要な書類は概ね以下の通りです。
- 印鑑
- 免許証やマイナンバーカードなど顔写真がある身分証明書
- 母子手帳
代理人に提出をお願いする場合は、委任状が必要です。
自治体によっては、フォーマットが用意されている場合もあるので確認してください。
新生児の健康保険にまつわる注意点
次に、新生児の健康保険にまつわる注意点についてご紹介します。
保険証が届くまで時間が掛かるケースもある
保険証は、申請するとその場でもらえるわけではありません。
場合によっては、到着まで約14日程度かかることもあります。
(参照:全国健康保険協会)
新生児の場合、1ヶ月検診や急に体調が変わる可能性があります。
1ヶ月検診は自治体によっては無料で受けられる場合がありますが、原則は公的医療保険の対象外です。
新生児の健康保険証が絶対にいるわけではありませんが、異常が見つかれば診療する可能性があります。
その場合健康保険証があると、立て替えする必要はありません。
余裕を持って申請しておくと、1ヶ月検診に間に合うでしょう。
なお勤務先によっては、保険証が届くまでに健康保険資格証明書を発行してもらえる場合があります。
間に合わないのではないかと心配な方は、まずは相談してみましょう。
健康保険資格証明書をもらえない場合や万が一手元に保険証が届かない場合、医療機関では一度建て替えをしてください。
その後健康保険証が手元に届けば、健康保険に請求します。
その際療養費支給申請書と領収書が必要です。
療養費支給申請書は健康保険組合のホームページに記載されていることが多いので、ダウンロードして用意しておくといいでしょう。
領収書は無くさないように、保管しておきましょう。
領収書の控えが必要な場合は、事前にコピーしておくといいでしょう。
提出した後に領収書が欲しいとお願いすると、手数料が掛かる可能性があるので注意してください。
医療費助成について
医療費助成の中には、健康保険証のコピーが必要な場合があります。
健康保険証が届かないので、医療費助成の申請期限が過ぎてしまうと心配になることもあるでしょう。
自治体によっては、柔軟に対応してもらえることがあります。
先に申請書を出しておけば、健康保険証や添付書類は期限を過ぎても大丈夫という自治体もあります。
自治体に問い合わせをして確認するといいでしょう。
新生児の健康保険加入は、なるべく早く手続きを取っておくといいでしょう。
新生児の健康保険証が届くまでに時間が掛かることもあるので、間に合わなければ病院に立て替えることもあることを想定しておくと直前で焦らずに済みますね!