妊活中から妊娠後期まで摂取が望ましいとされる葉酸。
病院はもちろん、雑誌等でもそんな記事を見かけることが多くあると思います。
しかし、インターネット通販はもちろんドラックストアなど多くのお店で販売されているからこそ、「なぜ・何のために必要か?何を基準に選んだらいいか」理解することはむずかしいですよね。
この記事では、葉酸の成分がもたらす効果と推奨量、妊娠に葉酸がなぜ必要とされるのか、母体と赤ちゃんの発育にどのような影響を与えるかを説明してきます!
知っておきたい葉酸サプリのこと
①葉酸に含まれる栄養素について
②葉酸が赤ちゃんにもたらす影響について
③葉酸が女性にママにもたらす影響について
④葉酸の摂取の仕方とリスクについて
⑤オススメ6選について
1つずつポイントを押さえながら見ていきましょう!
葉酸に含まれる栄養素
葉酸はビタミンB群の1つで、ほうれん草から発見されたことから「葉酸」と名付けられました。
その名の通り緑の葉の野菜類に多く含まれています。
ビタミンB12とともに赤血球の形成に関わっており、、造血ビタミンと呼ばれることもあります。
また、葉酸はDNAやRNAといった核酸、タンパク質を合成するためにも欠かせない栄養素です。
DNAが正しく合成されることで細胞分裂も促進され、新陳代謝や成長も正常に行われます。
葉酸を適切に摂取することは、胎児期、幼児期の発育や、皮膚や粘膜の健康にもつながります。
葉酸が赤ちゃんにもたらす影響
葉酸には赤ちゃんにもたらす良い影響が沢山あります!
神経管閉鎖障害のリスクの軽減
神経管閉鎖障害とは、主に、先天性の脳や脊椎の癒合不全のことをいいます。
脊椎の癒合不全を二分脊椎といい、生まれたときに腰部の中央に腫瘤があるものが最も多く、脳に腫瘤のある脳瘤や脳の発育ができない無脳症などがあると言われています。
(参照:厚生労働省)
葉酸はDNAの合成に関わる栄養素です。
葉酸が不足してしまうと、DNAがうまく合成できずに細胞分裂が失敗するリスクも高くなります。
特に妊娠初期は、赤ちゃんの脳や脊髄へと発達する神経管が作られる大切な時期です。
細胞分裂に失敗し神経管がふさがれてしまうと、下半身麻痺などの障害や流産や死産の原因となってしまうことも考えられます。
この時期に葉酸を意識して摂取することで、こうした神経管閉鎖障害のリスクをできるだけ回避することができるのです。
赤ちゃんの成長を促す
妊娠中、お母さんのお腹の中では赤ちゃんの細胞分裂が盛んに行われています。
葉酸は赤ちゃんの細胞の分裂を促し、健全な成長をサポートする働きをもちます。
しかし葉酸が不足することにより、細胞分裂が正常に行われず、赤ちゃんの発育不全を引き起こすことも少なくありません。
胎児期はもちろん、乳幼児期も葉酸は大切な栄養素となるため、妊娠前・妊娠中はもちろん、出産後の授乳期間も積極的な摂取が求められます。
葉酸が女性にママにもたらす影響
妊娠中はもちろん、妊活中から葉酸の摂取を勧められることは多いですよね。
女性の身体にとってもどんなメリットがあるのでしょう。
葉酸塩欠乏症のリスクの軽減
葉酸塩欠乏症とは、軽度なものは、貧血・めまい・息切れ・疲労感などから始まり、重度になると、舌炎・味覚異常・下痢・抑うつ・認知症などを引き起こす症状。
妊婦の場合は、胎児の神経管閉鎖障害により、脊髄および脳の先天性異常が生じるリスクが高まるといった様々な症状を引き起こします。
(参照:MSDマニュアル)
妊娠中は赤ちゃんの成長のために血液中の栄養素が多く使われるため、血液が薄くなります。
貧血によるふらつきや転倒は母親だけでなく、お腹の赤ちゃんにとっても危険です。
動脈硬化と妊婦高血圧の予防
葉酸は、ホモシステインというアミノ酸を、メチオニンやシステインに変換する働きをもちます。
ホモシステインは、血栓をつくる危険因子であるとされており、葉酸が不足して血中のホモシステインが増えることにより動脈硬化を引き起こすことも少なくありません。
葉酸を摂取して動脈硬化を予防することで、妊娠高血圧のリスクも軽減することができると言えるでしょう。
精神的安定
妊娠中はつわりなどで思うように動けなかったり、出産に対する不安があったりと、精神的に不安定になりやすい時期ともいわれます。
妊娠したことによるホルモンバランスの変化が大きく影響しています。
葉酸を摂取することで、「幸せホルモン」とも呼ばれる「セロトニン」の分泌量が増えるので、ストレスを軽減させたり、気分を落ち着かせる働きが大いに期待できます。
葉酸の摂取の仕方とリスク
日本人の食事摂取基準によると、1日当たりの葉酸塩摂取量は成人男女で200µg・推奨量240µgとされています。
妊活中、または妊娠初期の段階にある女性は、さらに240µgの摂取が推奨されます。
これは生のほうれん草で換算すると、1日当たり約1束分相当です。
なかなか日常生活でこの量のほうれん草を食べることは難しいですよね。
野菜や果実などをあまり食べていない方は、葉酸の多く含まれる食品を積極的に摂りつつ、サプリを取り入れながらバランスの良い食事を意識すると良いでしょう。
※葉酸を多く含む主な食品
- 茹でたほうれん草(110µg/100g)
- 茹でたブロッコリー(120µg/100g)
- 茹でたアスパラガス(180µg/100g)
- 茹でた枝豆(260µg/100g)
- アボカド(84µg/100g)
- いちご(90µg/100g)
- 鶏レバー(1300µg/100g)
- 牛レバー(1000µg/100g)
- 豚レバー(810µg/100g)
- 納豆(120µg/100g)
- 焼きのり(1900µg/100g)
(参照:日本食品標準成分表)
ただ注意したいのは、レバー類に含まれるビタミンAです。
過剰摂取は胎児の奇形を引き起こす可能性が高くなることでも知られています。
レバー類を食べる場合は少量をたまに食べるなど工夫が必要になります。
サプリで栄養素を上手に補いながら、出産に向けた準備をするよう心がけましょう。
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ネット通販はもちろん、ドラッグストアやベビー用品専門店など多くの場所で購入が可能になった葉酸サプリ。
続けて飲むことが大切なので、金銭的に負担がない、購入しやすい環境で売っているなどを検討しながら購入すると良いでしょう。
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